体験談!初めてのお宮参りはどのように進めたか。

お宮参りの準備。予約すべきはご祈祷と写真撮影と会食!

「お宮参り」の存在を知ったのは、妊娠5ヶ月頃のこと。初めての妊娠でわからないことだらけ、混乱していた私は、新たなイベントの登場に困惑しました。聞けばお宮参りとは、赤ちゃんが生まれた約1ヶ月後に、初めて神社にお参りする行事とのこと。周りのほとんどの人はお宮参りに行っていたため、私も産後に赤ちゃんを近くの神社に連れて行くことにしました。
里帰り出産で3ヶ月ほどは実家で暮らしていたのですが、産後1ヶ月の母体の状態を気遣ってもらい、お宮参りは私の実家の近くの神社で簡単に行うことにしました。参加者は私と夫と娘、私の両親、そして遠方から飛行機で来る夫の両親です。
神社や写真撮影の予約は、産後1週間近く経った頃に私の母にお願いしました。近くの神社に電話すると、ご祈祷を簡単に請け合ってくれたそうです。日にちとおおよその時間(お昼前)を伝えて、予約終了です。
次に写真館。これは、できるだけ当日の移動を少なくするため、神社の目の前の写真館を予約しました。
最後は、会食の準備です。これは、実家の近くに座敷でゆっくりできる店がなかったことから、仕出しをとって実家で行うことにしました。

当日の様子とお宮参りの後のこと

お宮参り当日のとある祝日。娘の初めての本格的な外出になったのですが、なんとその日に限って雨…。前日から来てもらっていた夫の両親とともに、実家からタクシーに乗り込んで神社へ向かいます。天気が悪いせいか、境内には誰一人おらず貸切状態でした。それはそれで、なかなかいい気分です。
受付で初穂料をお渡しし、厳粛な雰囲気の中でご祈祷してもらいました。ご祈祷してもらうとなんだかスッキリしたような気分になり、神頼みしたからこの子の将来も安全だ!というような安心感にも包まれたため、やっておいてよかったと思います。
その後、写真館へ移動して写真撮影。雨だったので、神社の近くにしておいて正解でした!それに、そういう立地の写真館なのでお宮参りのお客さんが多いらしく、カメラマンさんも赤ちゃんの扱いに慣れていて、テキパキととても上手に撮っていただけました。
それからバタバタと実家に戻り、簡単に会食です。自分の家なので赤ちゃんが泣いてもあまり気を遣わずにすみ、楽だったので、店にしなくて良かったと思いました。身内しかいないので、帰ってすぐに楽な服装に着替えられたのも利点です。
このように、できるだけ楽に楽にと考えてお宮参りの一通りの流れをこなしましたが、それでも翌日や翌々日は疲れが出て大変でした。
初めてのお宮参りをされる方は、できるだけ移動を少なく、お母さんが楽をできるようなプランを考えてほしいと思います。

お宮参りとお食い初めの関係性について

お食い初めとはどういう行事なのか

お食い初めは、お宮参りと間違えられやすい行事です。
赤ちゃんは、生後100日くらいで乳歯が生えてきますが、その時に食事の真似をさせることで、「一生、食べるのに困らないように」という願いを込めて行われる行事であり、実は平安時代から続いています。
お食い初めは、親族の中で最も年配の人が行います。
男児なら祖父が、女児なら祖母が、赤ちゃんに食事を食べさせる真似をします。
食べさせる順番も決まっており、「ご飯」「汁」「ご飯」「魚」「ご飯」「汁」という順番で、3回繰り返します。
さらに、「歯固めの儀」も行います。
まず、小石を三つ用意します。
それを、赤ちゃんに噛ませます。
もし噛ませにくければ、箸を小石に触れさせ、それで赤ちゃんの口に触れるという形でもOKです。
そして、噛ませた小石を半紙に包んで、へその緒と共に保管しておきます。
この儀式には、「小石のように硬度のある物でも食べられるほど、丈夫な歯になるように」という願いが込められています。

お食い初めとお宮参りの日程について

お食い初めがどういう行事なのかということを見てきましたが、ここで気になるのが、「お宮参りと別々にやらなければならないのか」ということです。
結論からいうと、一緒に行っても問題ありません。
赤ちゃんは、まだ体力も免疫力も不十分なので、病気になりやすい状態です。
あまり長く外出しないほうがよいですし、暑さや寒さなどにも気を配らなければなりません。
さらに、生まれた月や、母親の体調なども影響してくるので、他の家庭と同じように行うということ自体、そもそも無理があります。
つまるところ、「母親と赤ちゃんの体調が最も良い日に行う」というのが最善といえます。
そして、最も合理的なのは、お食い初めの生後100日に合わせるというやり方です。
通常、お宮参りは31日に行いますが、その時期はまだ赤ちゃんも首も据わっていないことが多く、母親も神経質になっていることが多いですが、100日くらいになれば、だいたい両者とも落ち着いた状態になっているからです。

お宮参りに行く際の祖母の服装について

お宮参りに洋服で行く際の注意点

赤ちゃんが来ているのがベビードレスなどであれば、祖母は洋服にすべきです。
しかし、一口に洋服といっても、季節によって着るべき物は変わってきます。
春であれば、ベージュなどの淡い色のスーツがおすすめです。
普段スーツを着ない人の場合は、カーディガンとパンツもしくはスカートというコーディネートでもよいでしょう。
夏であれば、スーツだとかなり暑いので、薄手のワンピースなどがおすすめです。
秋も、基本的には薄手の物で大丈夫です。
ただし、急に寒くなることもあるので、羽織る物を持っておいたほうがよいでしょう。
冬は、黒や紺などシックなカラーのスーツがおすすめです。
ただし、スーツだけだと寒いことがあるので、シルエットのキレイなダウンジャケットや、コートなどを上に着たほうがよいでしょう。
また、赤ちゃんも寒がるおそれがあるので、体温には気を配ってあげる必要があります。
ストールなどを持っておけば、赤ちゃんに巻いてあげることもできます。

お宮参りに和服で行く際の注意点

赤ちゃんが岩意義などを着ていれば、祖母は和服を着るべきです。
特に、「神社が近隣にある」「普段から着物をよく着ている」などの場合は、和服がベストです。
選び方ですが、すでに自前の物があるという場合は、それを使えばよいでしょう。
ない場合は、レンタルするというのが手軽な方法です。
レンタルする場所は、「写真館」「呉服屋」などがありますが、お店に行く時間がないという時は、通販でも可能です。
ただし、どちらの方法を選ぶにせよ、和服の準備には時間を要するので、いつお宮参りに行くのかということが分かったら、早いうちに祖母に連絡しておくべきです。
和服の種類については、「色留袖」「色無地」「訪問着」のいずれでも基本的にはOKです。
しかし、あくまでも赤ちゃんが主役なので、そう考えると、色留袖はあまりおすすめできません。
ベターなのは、色無地です。
また、和服には、「体を締め付ける」という難点があるので、体調が悪い時は着ないほうがよいでしょう。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

初めてのお宮参りを大成功させるポイント

両家の家族がそろう特別な日だから写真に残しておく

赤ちゃんが生まれて一か月。はじめは慣れない育児に大変なおもいをしたママも、少し余裕が出てきてそろそろ外に出たいなと思う時期ではないでしょうか。そして赤ちゃんと過ごす最初のイベント、お宮参りが行われます。地域によって様々ですし、ママと赤ちゃんの体調の良い日を選んで行うのがベストです。お宮参りにあたってお勧めしたいのが、家族での写真を残しておくこと。この日ばかりは両家のおじいちゃん、おばあちゃんも揃っている家庭が多いですよね。せっかくの機会ですから、スタジオで撮ってもらうことをお勧めします。スタジオで撮ってもらうことのメリットとしては、店舗によって赤ちゃんの衣装が無料で貸し出しできる、ママやパパも和装の着付けをしてもらえる、とにかく綺麗で一番良い瞬間を撮ってもらえるといったものがあります。デメリットとしては費用がかさむこと、赤ちゃんがぐずって思うように撮影が進まないなどがありますが、せっかくなので一枚でも残しておくことを勧めます。

お宮参りの服装はママは洋装のほうが良い

お宮参りでの服装についてご説明します。基本的にお宮参りの赤ちゃんの服装はベビードレスであったり、祝い着であったりしますが、まだ体温調整の未熟な体なので、夏場や冬場のお宮参りを行う場合、形式にとらわれる必要はないと思われます。最近では、赤ちゃんやご家族含め全員が、記念の撮影はばっちりと正装でキメて、お宮参りの時には軽装で済ますご家庭も多くあるようです。そして、とくにお宮参りで正装をする場合にお伝えしておきたいのが、ママの正装は洋装であるほうが良いということです。例えば母乳育児の場合、着物を着ていたら絶対に授乳しにくいとおもいませんか?生後一か月はまだまだ授乳感覚があかない時期なので、洋装ならお腹がすいたとぐずる赤ちゃんにさっと授乳できますが、着物なら脱ぐ手間がかかり、また着るのも一人ではなかなか難しいと思います。授乳しやすいスーツも数多く販売されており、デザインも豊富ですよ。また、お宮参り当日の靴はできるだけヒールの高くない靴が良いと思います。産後一か月はまだまだママの体も本調子でないかもしれませんし、神社は砂利道や石段が多くもしも躓いたりすると大変ですので、ローヒールを選ぶことをお勧めします。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

生後3ヶ月でのお宮参りと写真撮影

スタジオアリスでの初めての記念撮影

生後1ヶ月程で行うことが多いお宮参りですが、娘は6月産まれなので、夏が終わって涼しくなった9月に入って行いました。お着物を持っていなかったので、スタジオアリスのお宮参りプランを利用し、スタジオでの撮影と、お着物をレンタルしてお宮参りを行いました。
まずは朝からスタジオアリスでの撮影でした。たくさんの衣装が用意してあり、選ぶだけでもうきうきしてしまいました!ピンクのドレスと赤のお着物を着せてもらいましたが、人見知りの強い娘は一切笑うことなく、途中でぐずってしまい、休憩を挟みながらなんとか無事に撮影することができました。赤ちゃんがドレスを着ている様子はとてもかわいかったです。首が座るかどうかの時期でしたが、首を支えるものを入れてくれたので、1人で座って写真が撮れました。しかし、思いの外この撮影で本人も家族も疲れてしまい、お宮参りと同じ日に写真撮影までするのは、少し無理をさせてしまったかなと反省しました。

初めてのご祈祷でびっくりする娘

撮影を終え、お昼は家で簡単に済ませ、15時頃近所の神社にお宮参りに行きました。特に事前に連絡はしなくていいとのことだったので、予約などはせずに直接伺い、その場でお宮参りのご祈祷をお願いしました。複数いる場合には一緒にご祈祷するみたいですが、我が家が行った時には他の方はいなかったので、娘のご祈祷だけでした。初めての厳かな雰囲気に今にも泣きそうな娘。ご祈祷で鳴らされる太鼓の音で、号泣してしまいました。娘の名前を読み上げられ、これからの健やかな成長をご祈祷してくださり、親としては感無量でした。ご祈祷が終わると、初宮参りのお札と、お食い初めの食器を頂きました。食器はとても現代的で、女の子はキティちゃん、男の子はトーマスのプラスチックの食器セットでした。お食い初めに使うにはどうかなーと思いましたが、普段使うのにはとても便利で、離乳食の頃から使わせて頂いてます。本当なら神社で撮影をしたかったのですが、わたしも産後久々の外出だったこともあり、疲れがピークに達してしまい、撮影どころではありませんでした。もう少しゆとりを持ったスケジュールにしておけばよかったというのが反省点です。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

近年はしきたりよりも臨機応変に対応できる

お宮りのころ合いを見計らいましょう

お宮参りはお生まれになられてからおよそ一か月で初めて神社に参る行事とされています。
昔からのしきたりでは、父方の祖母が抱っこするなどの決まりことがたくさんありましたが、近年ではそのようなしきたりはあまり見受けられません。
家族によって自由にお祝いを考えるという臨機応変な対応が好まれているようです。
お宮参りのころ合いを神社に問い合わせされますと、忌み月が終わられてから、と言われることがあります。
これも古来からのしきたりで、悪露が終わってからという意味合いなのです。
しかし、あまり気にされる必要はないといえるでしょう。
お誕生日から約一か月後の晴れの日に、しきたりにとらわれず臨機応変な対応でお祝いをしてみましょう。
家族が増えることを祝う晴れ舞台です。
嵐などのお天気の事情、赤ちゃんやお母さんの体調によっても臨機応変な対応が必要です。
無理をしないでケースバイケースで対応する、これが近年に許された自由であり、大人の考え方といえるでしょう。

遠距離の両親とお宮参りの事情を考える

赤ちゃんのお宮参りはぜひ赤ちゃんの祖父母も一緒に行きたいと皆が考えていることでしょう。
まず、結論から申し上げますと、祖父母が一緒に行けない可能性があるといたしましても、お宮参りの招待だけはまずいたしましょう。
招待されたけれども、いけなかったの。という事情は誰もが納得できる事態です。
しかし、遠距離だから大変だし招待しなかった、というのは何となく寂しい気持ちが残ります。
できるだけの対応をしていく、という大人の対応が求められる行事です。
神社に参って皆でお祝いの席を設けるだけという楽しい行事ですから、最善を尽くして席を整えてみましょう。
ご両親のお住まいが遠く離れていらっしゃる場合などには、お宮参りの時期を帰省にあわされるなどいう臨機応変な対応も十分可能です。
お宮参りにお食い初め、という古来からのお祝いを気軽に楽しめるように対応しましょう。
また、本来ならば父方の祖母がこれらの催しをサポートするという古来からの考え方がありますから、赤ちゃんのお母さんはあまり頑張らなくてもよい行事なのです。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

両家と行ったお宮参り、平成26年11月

群馬県太田市大光院(呑龍様)

群馬県で有名なお宮参りにオススメなのは、太田市にある大光院です。
『呑龍様』の愛称で知られ、群馬名物上毛かるたにも登場します。
群馬県民に『太田金山子育て呑龍』と言ったら、誰でも知っています。
お宮参りだけでなく、子育てにまつわる行事には必ずといっていいほど参拝している方が多いです。(戌の日、七五三など)
本殿に入る前に受付をするのですが、祈祷スケジュールは1時間半から2時間単位ですが、変わることもありますのでお出かけ前に確認していくと慌てません。
祈祷料は、帰りに頂くお札の大きさによって変わります。
大きさは小・中・大の3つあります。
どの大きさでもご利益には変わりありませんので、ご自宅で飾る際のスペースに合わせてお選びいただくのがいいかと思います。
大安吉日にはかなりの混雑が予想されます。お早目に受付を済ませたほうがいいです。
本殿内はとても広いですが、寺院でも扇風機や暖房の用意をしていてくれています。
絨毯の上に直に座ります。足の不自由な方のみ、後ろの席で椅子に座ることになります。
祈祷はおよそ30分くらい、最後にはお札とお菓子をいただいてから帰ります。

大光院(呑龍様)でのお宮参りに行くなら

大光院には無料の大型駐車場がありますが、大安吉日には混雑が予想されます。
祈祷の時間に間に合わないこともありますので、時間に余裕を持ってお出かけください。
敷地内は、玉砂利が敷き詰められています。(一部には石畳もあります)
ベビーカーを使用される際は、タイヤが埋まらないよう重い荷物を載せないほうがいいです。
本殿の入り口は、かなり急な階段になっています。
スロープの用意もありません。
下足脱ぎ場も狭いです。
時間間際ですと急いで押し合いになることもありますので、足元には十分お気をつけください。
靴はビニール袋に入れ、個々での管理になります。
本殿内はとても広く、混雑時に途中退場は難しいです。
祈祷中に赤ちゃんが泣いてもあまり気にすることはありませんが、少し大きいお子さんの場合は入り口付近に席を構え、万が一の際には外されるほうがいいかもしれません。
敷地内には大型の遊具がありますので、そちらで遊んでいるお子さんも多いです。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの