お宮参りの由来とお参りする時期、費用のお話

赤ちゃんのご挨拶、お宮参りの由来

お宮参りは新しく生まれた赤ちゃんが地域の神社にお参りする日本の習慣です。
日本では私たちの暮らす土地は神様のものであるため、出身地や住んでいる地域を収めている氏神様へお参りをすることが習慣になっています。
例えると氏神様が土地の大家さんで、私たちが大家さんから土地を借りている住民ですので新しく土地を借りて暮らすことになった赤ちゃんも大家さんに挨拶をしましょうというものです。
お宮参りの習慣は古く、室町時代には既に行われていたと言われています。
当時は人の死と並んでお産は出血を伴うため「汚れたもの」として扱われていました。
その汚れを清めてもらうために始まったと言われています。
いつしか、お産を終えたお母さんと赤ちゃん、時代や地域によっては家族一同が神社に参拝し、その帰りに職場の上司や住んでいる地域の地主さんに挨拶に伺う習慣になりました。
現在では、住んでいる地域と職場とのつながりも低く、地域の有力者の方と顔を合わせることもないでしょう。
家族でお宮参りに行き、祖父母の家に立ち寄ることが現在の暮らしにあったお宮参りになるのではないでしょうか。

お宮参りに行く時期と必要な費用

お宮参りは赤ちゃんが生まれてから1カ月で行くとされています。
地域によっては33日などと決まっている地域もあります。
産後の体調や赤ちゃんの健康状態もあり、地域によっては予定している日が大雨や吹雪の日もあります。
必ず1カ月で行くことを守る必要はないと思います。
実際に私の暮らす北海道では特に期日は決められていません。
あくまで1カ月程度たったら挨拶に行くと忘れないようにすることで十分ではないでしょうか。
お宮参りに必要なものにお賽銭があります。
神社の本殿で神主さんにお祓いや祝詞を上げてもらう場合には初穂料や玉串料が必要になります。
地域によっては高額な玉串料を準備する習慣がありと思いますが、一般的な金額をお伝えしますね。
最近では大きな神社では受付で5000円や10000円などと表示されている場合もあり、一般的な金額も5000~10000円とされています。
玉串料や初穂料は白封筒や祝儀袋に入れてお収めする必要がありますので、祝儀袋のご用意を忘れずに準備しておきましょう。