初めてのお宮参りを大成功させるポイント

両家の家族がそろう特別な日だから写真に残しておく

赤ちゃんが生まれて一か月。はじめは慣れない育児に大変なおもいをしたママも、少し余裕が出てきてそろそろ外に出たいなと思う時期ではないでしょうか。そして赤ちゃんと過ごす最初のイベント、お宮参りが行われます。地域によって様々ですし、ママと赤ちゃんの体調の良い日を選んで行うのがベストです。お宮参りにあたってお勧めしたいのが、家族での写真を残しておくこと。この日ばかりは両家のおじいちゃん、おばあちゃんも揃っている家庭が多いですよね。せっかくの機会ですから、スタジオで撮ってもらうことをお勧めします。スタジオで撮ってもらうことのメリットとしては、店舗によって赤ちゃんの衣装が無料で貸し出しできる、ママやパパも和装の着付けをしてもらえる、とにかく綺麗で一番良い瞬間を撮ってもらえるといったものがあります。デメリットとしては費用がかさむこと、赤ちゃんがぐずって思うように撮影が進まないなどがありますが、せっかくなので一枚でも残しておくことを勧めます。

お宮参りの服装はママは洋装のほうが良い

お宮参りでの服装についてご説明します。基本的にお宮参りの赤ちゃんの服装はベビードレスであったり、祝い着であったりしますが、まだ体温調整の未熟な体なので、夏場や冬場のお宮参りを行う場合、形式にとらわれる必要はないと思われます。最近では、赤ちゃんやご家族含め全員が、記念の撮影はばっちりと正装でキメて、お宮参りの時には軽装で済ますご家庭も多くあるようです。そして、とくにお宮参りで正装をする場合にお伝えしておきたいのが、ママの正装は洋装であるほうが良いということです。例えば母乳育児の場合、着物を着ていたら絶対に授乳しにくいとおもいませんか?生後一か月はまだまだ授乳感覚があかない時期なので、洋装ならお腹がすいたとぐずる赤ちゃんにさっと授乳できますが、着物なら脱ぐ手間がかかり、また着るのも一人ではなかなか難しいと思います。授乳しやすいスーツも数多く販売されており、デザインも豊富ですよ。また、お宮参り当日の靴はできるだけヒールの高くない靴が良いと思います。産後一か月はまだまだママの体も本調子でないかもしれませんし、神社は砂利道や石段が多くもしも躓いたりすると大変ですので、ローヒールを選ぶことをお勧めします。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

生後3ヶ月でのお宮参りと写真撮影

スタジオアリスでの初めての記念撮影

生後1ヶ月程で行うことが多いお宮参りですが、娘は6月産まれなので、夏が終わって涼しくなった9月に入って行いました。お着物を持っていなかったので、スタジオアリスのお宮参りプランを利用し、スタジオでの撮影と、お着物をレンタルしてお宮参りを行いました。
まずは朝からスタジオアリスでの撮影でした。たくさんの衣装が用意してあり、選ぶだけでもうきうきしてしまいました!ピンクのドレスと赤のお着物を着せてもらいましたが、人見知りの強い娘は一切笑うことなく、途中でぐずってしまい、休憩を挟みながらなんとか無事に撮影することができました。赤ちゃんがドレスを着ている様子はとてもかわいかったです。首が座るかどうかの時期でしたが、首を支えるものを入れてくれたので、1人で座って写真が撮れました。しかし、思いの外この撮影で本人も家族も疲れてしまい、お宮参りと同じ日に写真撮影までするのは、少し無理をさせてしまったかなと反省しました。

初めてのご祈祷でびっくりする娘

撮影を終え、お昼は家で簡単に済ませ、15時頃近所の神社にお宮参りに行きました。特に事前に連絡はしなくていいとのことだったので、予約などはせずに直接伺い、その場でお宮参りのご祈祷をお願いしました。複数いる場合には一緒にご祈祷するみたいですが、我が家が行った時には他の方はいなかったので、娘のご祈祷だけでした。初めての厳かな雰囲気に今にも泣きそうな娘。ご祈祷で鳴らされる太鼓の音で、号泣してしまいました。娘の名前を読み上げられ、これからの健やかな成長をご祈祷してくださり、親としては感無量でした。ご祈祷が終わると、初宮参りのお札と、お食い初めの食器を頂きました。食器はとても現代的で、女の子はキティちゃん、男の子はトーマスのプラスチックの食器セットでした。お食い初めに使うにはどうかなーと思いましたが、普段使うのにはとても便利で、離乳食の頃から使わせて頂いてます。本当なら神社で撮影をしたかったのですが、わたしも産後久々の外出だったこともあり、疲れがピークに達してしまい、撮影どころではありませんでした。もう少しゆとりを持ったスケジュールにしておけばよかったというのが反省点です。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

近年はしきたりよりも臨機応変に対応できる

お宮りのころ合いを見計らいましょう

お宮参りはお生まれになられてからおよそ一か月で初めて神社に参る行事とされています。
昔からのしきたりでは、父方の祖母が抱っこするなどの決まりことがたくさんありましたが、近年ではそのようなしきたりはあまり見受けられません。
家族によって自由にお祝いを考えるという臨機応変な対応が好まれているようです。
お宮参りのころ合いを神社に問い合わせされますと、忌み月が終わられてから、と言われることがあります。
これも古来からのしきたりで、悪露が終わってからという意味合いなのです。
しかし、あまり気にされる必要はないといえるでしょう。
お誕生日から約一か月後の晴れの日に、しきたりにとらわれず臨機応変な対応でお祝いをしてみましょう。
家族が増えることを祝う晴れ舞台です。
嵐などのお天気の事情、赤ちゃんやお母さんの体調によっても臨機応変な対応が必要です。
無理をしないでケースバイケースで対応する、これが近年に許された自由であり、大人の考え方といえるでしょう。

遠距離の両親とお宮参りの事情を考える

赤ちゃんのお宮参りはぜひ赤ちゃんの祖父母も一緒に行きたいと皆が考えていることでしょう。
まず、結論から申し上げますと、祖父母が一緒に行けない可能性があるといたしましても、お宮参りの招待だけはまずいたしましょう。
招待されたけれども、いけなかったの。という事情は誰もが納得できる事態です。
しかし、遠距離だから大変だし招待しなかった、というのは何となく寂しい気持ちが残ります。
できるだけの対応をしていく、という大人の対応が求められる行事です。
神社に参って皆でお祝いの席を設けるだけという楽しい行事ですから、最善を尽くして席を整えてみましょう。
ご両親のお住まいが遠く離れていらっしゃる場合などには、お宮参りの時期を帰省にあわされるなどいう臨機応変な対応も十分可能です。
お宮参りにお食い初め、という古来からのお祝いを気軽に楽しめるように対応しましょう。
また、本来ならば父方の祖母がこれらの催しをサポートするという古来からの考え方がありますから、赤ちゃんのお母さんはあまり頑張らなくてもよい行事なのです。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

両家と行ったお宮参り、平成26年11月

群馬県太田市大光院(呑龍様)

群馬県で有名なお宮参りにオススメなのは、太田市にある大光院です。
『呑龍様』の愛称で知られ、群馬名物上毛かるたにも登場します。
群馬県民に『太田金山子育て呑龍』と言ったら、誰でも知っています。
お宮参りだけでなく、子育てにまつわる行事には必ずといっていいほど参拝している方が多いです。(戌の日、七五三など)
本殿に入る前に受付をするのですが、祈祷スケジュールは1時間半から2時間単位ですが、変わることもありますのでお出かけ前に確認していくと慌てません。
祈祷料は、帰りに頂くお札の大きさによって変わります。
大きさは小・中・大の3つあります。
どの大きさでもご利益には変わりありませんので、ご自宅で飾る際のスペースに合わせてお選びいただくのがいいかと思います。
大安吉日にはかなりの混雑が予想されます。お早目に受付を済ませたほうがいいです。
本殿内はとても広いですが、寺院でも扇風機や暖房の用意をしていてくれています。
絨毯の上に直に座ります。足の不自由な方のみ、後ろの席で椅子に座ることになります。
祈祷はおよそ30分くらい、最後にはお札とお菓子をいただいてから帰ります。

大光院(呑龍様)でのお宮参りに行くなら

大光院には無料の大型駐車場がありますが、大安吉日には混雑が予想されます。
祈祷の時間に間に合わないこともありますので、時間に余裕を持ってお出かけください。
敷地内は、玉砂利が敷き詰められています。(一部には石畳もあります)
ベビーカーを使用される際は、タイヤが埋まらないよう重い荷物を載せないほうがいいです。
本殿の入り口は、かなり急な階段になっています。
スロープの用意もありません。
下足脱ぎ場も狭いです。
時間間際ですと急いで押し合いになることもありますので、足元には十分お気をつけください。
靴はビニール袋に入れ、個々での管理になります。
本殿内はとても広く、混雑時に途中退場は難しいです。
祈祷中に赤ちゃんが泣いてもあまり気にすることはありませんが、少し大きいお子さんの場合は入り口付近に席を構え、万が一の際には外されるほうがいいかもしれません。
敷地内には大型の遊具がありますので、そちらで遊んでいるお子さんも多いです。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

お宮参りは家族のイベントとして楽しむ

初めてのお宮参りで準備をいろいろ考えていたとき

出産して、まだ間もないうちにやってくるのが、お宮参りです。個人的な体験から言いますと、まだ体の調子がいまいち本調子ではありませんでしたし、毎日の子育てで精一杯な日々で、お宮参りのことを考えると、正直少し憂鬱にすら感じていました。
しかし、やはり赤ちゃんの初めてのイベントなので、どこに行ったらいいか、どんな洋服を着せたらいいか、写真はどうするのか、など、インターネットで検索しました。いろいろな情報がありますので、調べれば調べるほどどうすればいいか迷いました。
そんなときに、義理の母親が助け舟を出してくれました。場所はここの神社がいいよとそれとなく勧めてくれました。それまでは、主人は仕事で忙しいし、自分で全て決めなくてはいけないと勝手に思い込んで、一人であくせくしていました。
しかし、義理の母親の助け舟を機に、自分だけで決めなくてもいいのだと思いました。それから主人にも仕事から帰ってきたときに、それとなく相談を持ち掛けました。結果的には皆の意見を参考に当日の予定を決めることができて、ほっと一息でした。

当日は形式だけに捕らわれずに楽しむことも思い出に

当日は、形式通りにしっかりとやらなければならないという思いは、出かける前にすでになくなりました。まだ一人では何もできない赤ちゃんを連れていくので、出かける直前にぐずったり、授乳の時間になってしまったりと、てんやわんやだったことを覚えています。
赤ちゃんにはきれいな洋服を着せていこうとも考えましたが、最低限の装いにしました。せっかくのイベントなのに無理させることもないと思ったからです。ですから、気楽な気持ちで臨めました。
神社に着き、お経を読んでいただいているときに、まさかの我が子がオムツを汚してしまったときは、失礼ながらお経どころではなく笑いをこらえることに必死でした。
義理の母親や実の両親らと数人で行ったお宮参りはとても愉快な思い出になりました。ある程度はきちんと行わなければならないと思いますが、家族のイベントとしてあまりいろいろと考えすぎずに楽しんで準備をして、当日も楽しい思い出にできたらいいのだと思います。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

初めてのお宮参りでの色々な疑問!!すっきり解決して安心して御祈祷

お宮参りの際に双方の両親が来る場合のお金の出し方について

 

赤ちゃんが産まれて神社で御祈祷を受ける時に案外迷うのが誰が初穂料を払うのかという事です。

赤ちゃんと一緒にお宮参りをする場合、皆さん初めての経験で戸惑う事も多くバタバタするものですが、神社につくとすぐにお金を支払う場所があるので戸惑う事も多いのです。

金額についてですが、事前に神社に相場を確認しておくと安心です、最近では、ホームページに相場を載せている神社もあります。

次に誰が支払うのかという事を決めておかないと結構もめる事があります。

特に双方の両親が一緒に来てくれた場合どちらの家が支払うかで問題が起こる場合があるので注意が必要です。

おめでたい時にと面倒に思うかもしれませんが金銭が絡むと後々しこりを残す可能性があり結構厄介なのです。

事前にお祝いや初穂料について両親に聞けない場合は、夫婦間で万が一どちらの親も出してくれると言った場合はどちらの両親に優先的に支払ってもらい、払ってもらわなかった親にはお祝いとして頂いて孫のために何かを買わせてもらう様にしようなどという取り決めをしておくと安心です。

熨斗袋に入れて納めるのが一般的なので用意しておくと良いでしょう。

 


お宮参りに持って行くと便利なもの!必要なもの!

 

初めてのお宮参りなんせ赤ちゃんを産んだばかりで体調もまだまだ万全ではないし寝不足気味でお疲れモードな状態でのお出かけです。

ビードレスや祝い着を着て御祈祷してもらう赤ちゃんも多いと思います。色々と荷物が沢山になり何が必要か混乱する事もありますね。

おむつやおしりふき、ミルク、タオル、赤ちゃんの着替え、スタイなど基本的なものは忘れないとして案外あると便利なものが、バスタオルとママの替えの洋服です。

季節にもよりますが、夏は本当に暑いし冬は寒い普段着慣れていない服装で赤ちゃんもストレスが溜まる場合もあります。そのため、普段とは違った行動をする事もあるのです。

なるべく赤ちゃんのストレスを減らしたい時にバスタオルは、役に立ちます。

例えば、御祈祷の待ち時間に少し寝かせておきたい時にも便利ですし、肌寒い時にはおくるみ代わりにもなります。さらに、急な授乳をしないといけない時に授乳ケープの代わりにもなります。大変便利で万能なものなので一枚あると便利ですよ。

そして、ママの替えの洋服は、案外忘れがちなのですが、持って行くと本当に助かるという時がくる場合があります。

赤ちゃんは、突然の吐き戻しがあったり、おむつからうんちやおしっこが漏れる事が多々あります。そんな時赤ちゃんのお着替えがあるのに、ママの着替えが無いという事があるんです。

そんな時に、替えの洋服があると急いでどこかで洋服を買ったりせずに済みますので是非用意しておくと安心です。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの

関西では常識?!地方によって違うお宮参りの風習

赤ちゃんの晴れ着には縁起物を付ける

 

赤ちゃんの誕生を祝い健やかな成長を願う伝統的な儀式、「お宮参り」は日本で広く行われていますが、そのやり方には地域によって様々あるようです。
関西の一部地域にも他の地域ではあまり見かけない風習があります。
赤ちゃんが着る晴れ着(着物)の紐のところに扇子やでんでん太鼓、張子といった縁起物を括り付ける風習はよくありますが、関西では「紐銭」というお金を入れたのし袋も付けます。これは赤ちゃんがお金に困らないようにとの願いを込めて付けられるもので親族などから送られます。
私の住んでいる地域では2,000~3,000円が入った紅白の蝶結びののし袋の右上に穴を空け、紅白の紐を通して他の小物と一緒に赤ちゃんの晴れ着の帯に付けました。父方の祖母が赤ちゃんを抱っこしてその上から赤ちゃんにかかるように着物を着るので、祖母の背中に渡した着物の紐に結び付けるような形になります。
紐銭ののし袋は水引が結びきりであったり、開けた穴に通す色など関西の中でも地域によってさらに異なるようなので確認は必要ですが、地域によってはこのような風習があることを覚えておくといいかもしれません。

 

赤ちゃんのおでこに朱い文字を書く

 

紐銭同様、関西の一部の地域で行われていることだと思われますが、お宮参りの際に赤ちゃんの額に文字を書く風習があります。
赤ちゃんが男の子なら「大」、女の子なら「小」の文字を口紅などを使っておでこに朱色で書きます。「大」には大きく育つように、「小」には優しくてかわいい子に育つようにという願いがこめられているとのこと。
関西以外の地域から嫁いだ私には紐銭だけでも驚きでしたが、この額に文字を書かくという風習も初めてで義母にお宮参り当日いきなり口紅を要求されとても焦りました。関西にお住いの方は当日焦らない為にも事前にその土地のお宮参りの風習を細かく聞いておくか、事前に口紅を鞄に忍ばせておくことをおすすめします。
自分の生まれ育った地域を離れると風習も大きく異なり、自分の考えていた内容とは全く違ったということも多くなります。またその家のやり方もありますので祖父母などを交えて行事を行う際や、きちんとしきたり通りにしたいという場合にはしっかりと確認しておいた方が安心できると思います。

お宮参りに行く前に準備しておくべき3つのもの