赤ちゃんの体調を考え、社殿前での拝礼だけでも大丈夫

天候と何より赤ちゃんの体調を考えて

私が初めての子と2番目の子を産んだのは、それぞれ真夏と冬の入り口でした。初めての子は8月生まれなので、お宮参りをするのは9月になります。まだ残暑が厳しい頃なので、涼しくなるのを待っているうちに、お宮参りの事を忘れてしまいました。
その代わり、毎年お正月には産土神様の神社で御祈祷をして頂いているので、翌年のお正月のご祈祷がお宮参り代わりという事になりました。

服装も神様の前ですから、よそ行き位の格好でした。夫と3人だけで行ったので着物などは着ませんでした。
予定していた日が雨だったりしたら止めましょう。神社は殆ど予約が要りませんから、赤ちゃんの体調と天候、気温等を考慮してベストな日を選ぶといいと思います。

3番目の子は3月生まれだったので忘れる事も無く4月の半ば過ぎ、大分温かくなってからお宮参りをしました。
もう3番目の子だったので、今更祝い着を誂える事はせず、白いベビードレスにアイボリーのケープを掛けて寒さ除けにしました。
親も上の2人の子供達もスーツでした。

産土神様の社務所で、予め電話で聞いていた(相場である)5千円を納め、本殿で御祈祷を受けました。太鼓の音にも泣き出さず、無事にお参りは終わりました。


お宮参りは御祈祷を受けなくても可

お宮参りと言うと、おばあちゃんは着物を着て孫を抱き、両親も正装、御祈祷を受けた後は写真館で写真を・・・と、今は何かと派手になっている印象を受けます。

赤ちゃんに取っては初めての外出になる事も多いので、出来るだけ疲れない様な予定にしましょう。

お宮参りも、産土神様へのご挨拶と共に赤ちゃんがすくすくと健康に育つようにとの祈りを込めるものです。ですから、本殿でぎ祈祷を受けず、通常のお参りと同じように社殿の前で鈴を鳴らしてお賽銭を納め、二礼二拍手一礼をする方法でも構いません。
もちろん、その前には両親は手水舎で手や口を清めましょう。

社殿に向かって拝礼する時は、その時に赤ちゃんの家と住所、お名前は告げて下さい。これで立派にお宮参りになります。

これならば、その後写真館を予約していても赤ちゃんはそんなに疲れていません。

とに角、お宮参りは産土神様にご挨拶をするという気持ちがあれば、本殿でのご祈祷は受けても受けなくても大丈夫です。本殿でご祈祷を受けると、お札が頂けますが、社殿前での拝礼なら赤ちゃんにお守りを買って帰れば良いでしょう。